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虫歯予防

虫歯予防の重要性

虫歯予防の重要性

乳歯は虫歯になっても放っておいてよいというのは昔の考え方です。
乳歯でも特に奥歯は12歳くらいまで使わないといけない大事な咀嚼器官であり、栄養摂取のための器官です。
その間に歯が抜けたりすると食べられなくなり、栄養不足の原因にもなりかねません。

これは僕が当院に来られた患者さんによく見せる写真で、うちの患者さんの中で最もひどいと思う子の口内です。
乳歯は全部で20本ですが全て虫歯で、根っこだけになってもう見えないものもあります。
この子はうどんや豆腐といったもの以外ほとんど食べられない状況になっていて、がりがりに痩せています。
こうなると栄養不足にもなりますし、この子は偏食も多く、あまりにもかわいそうな状態です。

6才くらいからは永久歯が生えてきて混合歯列期に入り、乳歯を虫歯にすると永久歯にうつることもあります。
乳歯を大事にし、なるべく虫歯にしないようにしなければいけません。

虫歯は現状維持を続けるか、少しずつ悪化するかのどちらかです。
自然に治る事はありませんので、早めの治療が大切です。

虫歯ができる原因は?

虫歯ができる原因は?

虫歯の原因は現在でははっきり分かっていて、虫歯菌、歯の質、糖分の3つです。
それらにプラスして、食後歯磨きをするまでの時間があります。
この4つが絡み合って4つの輪と言われます。
これらが重なり合った部分が虫歯になるので、4つの要因のどれか一つ以上をターゲットにして虫歯をできなくなるようにします。

虫歯菌を取る方法は歯磨きですし、歯質を強化するのはフッ素塗布です。
糖分の対処にはキシリトールなどの甘味料を併用して砂糖を減らすほかに、おやつや食事の時間を決めて規則的に与える事がとても重要です。
だらだら食べが続くと虫歯の原因になります。
時間は早く歯磨きすることを指します。甘いものを食べても時間を決めてあげれば、その時だけ磨けばよくなります。

このうちどれか一つ対策するだけでも良いのですが、一番いいのは4つ全てをターゲットにし、相乗効果起こす事。
それによって虫歯になりにくいお口の環境を作ってあげることも必要です。

虫歯はうつりますか?

虫歯はうつりますか?

虫歯は感染症です。

同じ食器を使うなどスキンシップすることで、親や祖父母からどんどんうつります。
虫歯菌は粘着性があり、歯の表面が大好きです。歯の生えていない人には虫歯菌もおらず、歯にくっつくことから始まります。

周りの大人が自分たちのお口の中をきれいにすることがまず第一。
そうすることで虫歯が一本もない子にしてあげる事ができます。

よく自分が歯で苦労したから、この子にだけは苦労させたくないと言う人がいますが、自分の治療をちゃんとしているか尋ねると、そうでない人も多い。
自分たちもきちんとケアすることが重要です。

予防は何歳から始めるべきですか?

一番いいのは乳歯が生えてきた時点から始める事です。

普通は生後6カ月くらいから生え始めますが、そこから来る人は少ないです。
北九州市では委託事業として、歯科医院で1歳半健診をする事になっているので、そこからが一番多いですね。

キシリトールガムは予防に有効ですか?

キシリトールガムは予防に有効ですか?

キシリトールは虫歯予防になります。

しかし市販のキシリトールガムというのは含有量の表示がありません。
キシリトールは高価なので、製品が高くなると敬遠する人が多いため、他の甘味料を混ぜた製品を売っている業者もあります。

含有量100%と表示がなければ絶対に100%ではありません。
これらは安価ですが食べても効果は期待できないので、含有量100%とはっきり表示されているものを選ぶよう指導しています。

子どもの強い歯を育てるためのフッ素塗布は、何歳からすればよいですか?

1歳前後くらいになりますが、上の歯が4本、下の歯が4本生えたら、そろそろ強化をしませんかとお勧めしています。
しかし北九州市では1歳半検診の受診券があるため、そこから始める人が一番多いですね。

フッ素塗布をすると全然違いますか?

フッ素塗布をすると全然違いますか?

フッ素塗布をすると虫歯になりにくくなるのは確かです。

しかしもともと虫歯になりやすい子もなりにくい子もいて、両親は自分の子供しかみる機会がないので、その実感があるのは僕たちだけだと思います。
日本はまだまだフッ素の習慣がなく、WHO世界保健機構は特に日本でのフッ素の普及を勧めています。